電波のエネルギーについて

電波はテレビ、ラジオ放送、衛星通信、防災無線、レーダー、携帯電話、無線LANなど、様々な通信装置に使われています。また、通信以外の利用方法として、食物を温める電子レンジ、マイクロ波治療器等も身近にあります。電波の存在は、私達の生活に深く関係しています。

しかしながら、電波の存在は私達の五感で感知することは出来ません。 このため電波が過密状態になっても、何も感じる事が出来ないのです。これは非常に危険なことで、人体に致命的な障害が発症したとき、初めて気が付くのです。

一般的に電磁波の特性として、瞬間被曝は、一過性のものです。しかし、送信アンテナの近くに長時間、立ち止まっていると相当な電磁波エネルギーを浴びます。症状としては軽いものでは頭痛、めまい、吐き気などが、また重いものでは皮膚の火傷、腫れ、むくみなどが、報告されています。これらの症状はアンテナからの距離、発振周波数、送信電力、その他の要因が色々関係しますので、身体に何らかの影響を与える事があります。

送信器のアンテナは、空中に放出する電力を定量的に求めるのは、大変面倒な事ですが、感覚的に確認する方法として、無線機等のアンテナから電波を出した状態で、蛍光灯の片側電極をアンテナにつけ、蛍光灯を手で握って下さい。数W以上の送信電力があれば、蛍光灯が点灯します。この場合、パワーが少ないと薄明るく点灯します。この現象からわかるように、送信アンテナの近くでは非常に大きな電磁エネルギーが発生しています。もし、この近くに性能のよい受信アンテナを近づけると、大きな受信電流が流れ受信機の同調回路を損傷することが有ります。また、このような環境で日常生活を送る事により、何らかの障害を人に与えている事も事実なのです。 そのため、そのような環境からいかに我々が距離を取るかが重要とも言えるでしょう。

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