防犯特集番組の必要性について

ピッキング騒動の後、報道番組を中心に「防犯特集」を組む事が多くなりました。確かに一般人に注意喚起を広く促すという面では良いことかもしれません。しかしながら、別の面から見た場合、番組の内容によっては、模倣犯を生んでしまう危険性をはらんだ内容が多く見受けられるようにもなりました。

例えば、ピッキング特集と題して、手口の実演がよく放映される。このとき、そのまま放映してしまうと模倣される危険があるため、工具、手元にモザイクをかけるということも多い。
しかし、これが逆に視聴者の不安心理をあおる結果になることがある。手元がみえないため、どこから攻撃されているか判断がつかず、「我が家は大丈夫なのか」と混乱してしまうことがあります。

混乱といえば、カム送り解錠の時もそうでした。
警察庁による記者会見で、「危険性が認められるので対策を要す」と呼び掛けた結果、本来不要な家庭までも対策に奔走しました。席上では「危険な機種の見分けかた」が発表されていたのにも関わらず、「危険だ!」という過激な部分だけが注目されてしまい、重要な点が無視されてしまったからです。

現在、警察などの公的な機関においても「手口をある程度公表し、対策を促す」という方向で進んでいます。しかしながら、最も重要なのは情報を受けとるユーザーの防犯に対する予備知識と危機意識の醸成につきるということなのです。

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