自然が発生する電波について

火山の噴火によって稲妻が発生する事は認識されていますが、どのような原因で発生しているのでしょうか。様々な説が有りますが、一般的な学説では、「火山噴火の際は、吹き上げられる火山灰、火山礫、岩石等が、無数に存在し、これらが、激しくぶつかり合い帯電現象を発生させる」となっています。この場合、巨大な岩石と火山礫では電荷の帯電符号が異なり、両者間で放電を起こします。このときに、強力な電波を発生させるのです。

同様に、核爆発でも似たような現象が発生し、巨大な電波を発生させます。
このため、遠方から電波を傍受する事によって他国の核爆発を検知する事も可能なのです。
また、巨大な核爆発は、爆風が及ばない場所でも一瞬通信が途絶え通信インフラがダウンする事にもつながり、大混乱が想定されます。

また、雷も巨大な電波を発生する原因になります。 ガラス、絹布、下敷き、毛皮等を擦り合わせると、静電気が発生します。
冬の乾燥時期には、セーター、化繊の肌着を着る際、痛い程の高電圧が発生します。しかし、これらの電荷は非常に小さく、紙切れを吸着する程度に過ぎません。連続的にこの電荷を取り出しても、豆電球一個分も点灯させることが出来ません。このエネルギーで一ワットの電球を点灯させるためには、100万人の人達が、朝から夜まで絹布を片手にガラス棒を擦り続ける必要があります。

それに対し、雷はどうでしょう。実は、自然界で最も巨大な静電気で、エネルギーはまさに、天地を揺さぶるほどです。
そのパワーは100ワットの電球を数億個、しかも数時間にわたり、点灯する事が出来ると言われています。ところで、雷の発生は雷雲の下層部に帯電したマイナスの電荷と大地に発生するプラスの電荷との放電であり、これにより数万アンペアの電子流は雷雲から大地に流れます。この時、つまり稲光した時大きな電波が空中に放出され、広範囲に渡って電波雑音を撒き散らします。これを「落雷」といいます。

また、雷雲には上層部に発生するプラスの電荷と下層部に発生するマイナスの電荷が放電する雲放電もあります。雲によって発生する電波を「空電」といい、電波通信並びに、電線ケーブル通信にも様々な妨害を与えます。

ページトップへ戻る